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スタッフ紹介
人が暮らす場所を、誠意を込めて
設計部
澤田崇準さわだ たかのり
2級建築士
1993年釧路市生まれ 2026年入社

2026年6月に生杉建設に入社した設計部の澤田崇準です。私は釧路で生まれ、2歳の頃に父の転勤で千歳へ移ってきました。父が自衛隊で、千歳に長く暮らしています。


建築の道を志したのは、幼い頃の原体験がきっかけです。自分の実家が建つとき、空き地だった場所に少しずつ室内空間ができあがっていく様子を、幼稚園児だった私は魔法のように感じて、強く心に残りました。はじめは大工さんになりたいと思っていたのですが、よく考えると、自分がやりたいのは図面を書いてプランを考えることだと気づいて、設計を目指すようになりました。


大学は日本大学工学部の建築学科(福島県郡山市)に進みました。入学したのは東日本大震災の翌年です。暮らしというものが一瞬で失われる現実を間近で見て、大学の研究室では被災地に足を運び、仮設住宅の温熱環境のデータ収集などにも取り組みました。


そうした経験を通じて感じたのは、人間は強いということ。地元や実家を失っても、人は新しい住まいやコミュニティを作っていく。だからこそ、建築そのものが偉大なのではなく、人が入れる場所をつくることこそが大事なのだと考えるようになりました。今の私の設計に対する姿勢の、根っこにある思いです。


卒業後は、北海道で家を建てたいという思いから、帯広の工務店に設計として入りました。北海道の住宅は断熱をはじめ全国的にも特別なもので、ここで住宅を考えることに意味があると思ったからです。木造軸組の「収まり」は学校では学びきれていなかったので、理屈から理解したい性分の私は、休憩時間を狙っては現場に通い、大工さんに教えを請いました。今思えば、右も左もわからない若造を大工さんたちはよく相手にしてくださったなと、本当に恵まれた環境だったと感謝しています。木造の設計の基礎は、あの3年間でほとんど身についたと思います。


その後は一度、オーストラリアのワーキングホリデーへ。農園で働きながら一年ほど過ごしました。言葉もわからないまま、さまざまな国の仲間とわちゃわちゃと働いた日々は楽しい思い出です。


帰国後は札幌のリノベーション会社に入り、設計だけでなく営業も工事も担当して、お客様との出会いからお引き渡しまでを一人で受け持ちました。札幌は土地が高く、上物のある物件を活かすリノベーションに大きな需要があり、四年間で新築とはまた違う家づくりの奥深さを学びました。この間にはヨーロッパへ建築を見て回る旅にも出るなど、気になったことはとことん確かめに行く。そんな十年余りを重ねてきました。


生杉建設を選んだのは、もともと地元で働きたいという思いがあったからです。子どもの頃から名前を知っていて、歴史が深く、誠実で堅実な会社というイメージがありました。今年6月に入社しました。まだ一ヶ月ほどですが、社内の雰囲気は聞いていたとおり誠実で穏やかで、とても働きやすい環境だと感じています。今は先輩の案件で図面や申請を担当しながら、二年前の大きな法改正に追いつくべく学び直している最中です。生杉建設の家づくりは、外壁や断熱の構成、暖房の仕組みなどに独特のこだわりがありますが、理由がしっかりしていれば柔軟に受け止めてくれる。そんな懐の深さも感じています。


私が設計で一番大切にしているのは、「そのお客様がどういう暮らしをしたいのか」ということです。近ごろはSNSなどで熱心に勉強してこられる方も増えましたが、半年ほどで得た知識では、実際に体感してみなければわからないことも多いものです。


だからこそ、要望をそのまま形にするのではなく、お客様がどんな生き方をして、何を楽しいと感じる方なのかを深く伺ったうえで、「あなたにとってのいい暮らし」をご提案したい。それが設計者としての私の考え方です。誠意を持って一枚一枚図面を書き、お客様自身も気づいていなかった答えをお届けできたなら、これほど嬉しいことはありません。これからも千歳の地で、住まう方の人生に寄り添う設計を追い求めていきます。


趣味はアウトドアです。釣りで鮭などを狙いますが下手なので釣れないこともよくあります。登山、キャンプなども大好きです。

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