
地盤調査の話
- 地盤調査の話
戸建住宅で地盤調査が義務化されたのは2000年(平成12年)です。阪神淡路大震災がきっかけと言われていますが、地震自体は1995年の出来事ですから法律として施行されるまでに随分と時間が掛かっていたんだなぁと思います。
その後、2005年に姉歯事件という、マンションの構造計算書を改ざんして耐震強度の偽造事件が起こり・・・住宅業界は色々と法整備が進んできました。(以前書きました瑕疵担保責任保険のお話に繋がっていく訳です。)
マンションなど大きな物件については地盤調査を杭打ち工事(基礎の補強工事)は必須だったのですが戸建て住宅において地盤調査は任意でした。
簡単に言うとしてもしなくても「どちらでも良い」ことでしたから建築会社によって基準がバラバラで、その会社の経験則であそこの土地は調査した方が良いとか、しなくて良いとか、ものすごく曖昧な世界でした。大切な事なのに不思議ですね・・・
とは言え杭打ち工事をしていない築30年の、傾いたりしていない何の問題もなく建っていた建物を解体して新しいマイホームに建替え工事をする時に地盤調査をした結果、杭打ち工事をする事もあります。
それはそれで不思議な話なのですが、近年は大きな地震も多いので「安全に長く住む」為に、今の戸建住宅は安全側に進んでいるように思いますから、戸建て住宅の建築には必要な事として捉えて頂けると嬉しいです。
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